よし、マチュピチュに行こう!
そう決めて最初に考えたのは、どうやって行くかでした。
日本からペルーへの直行便はないため、どこかの都市で乗り継ぐことになります。
航空券を検索していると、乗継時間が9時間、10時間という便も珍しくありません。
昔の私なら「長い!ありえない!」と思って終わりでした。
でも、マイル発券を経験した今は違います。
だったら、その街も楽しめばいいじゃん。
そんな発想が自然とできるようになりました。
今回は、私が実際に経由地を決めるまでに考えたことをまとめます。
まず知っておきたい「乗継」と「ストップオーバー」の違い
最初に少しだけ用語の話です。
一般的に、
・乗継=24時間未満の滞在
・ストップオーバー(途中降機)=24時間以上滞在する乗継
という違いがあります。
ただし、24時間未満だからといって空港で待機しなければならないわけではありません。
時間に余裕があれば、一度入国して街を観光し、再び空港へ戻って出国することも可能です。
よく、乗継時間に合わせてトランジットツアーが開催されてたりします。
一方で、ストップオーバーが利用できるかどうかは航空会社や特典航空券のルール次第です。
私が利用したANAマイルでは、発券時のルール上、
往復発券であれば往路または復路どちらかの目的地エリアでストップオーバーが可能(片道発券では途中降機不可)でした。
私は往路でメキシコシティで1泊したかったのですが、そもそもメキシコは「北中米」に括られるため「目的地エリア」にもならなかったので、
・東京→メキシコシティ
・メキシコシティ→ボゴタ→クスコ
というように、航空券を分けて発券しました。
※ルールは変更される可能性があるため、予約時には最新情報をご確認ください。
私が実際にやったルートの探し方
① まずはANA特典航空券で片道検索
最初はシンプルに検索します。
「ANAならどんなルートが出てくるのか。」
これを見るだけでも十分参考になります。
もちろん、マイル発券の場合は加盟アライアンスや提携航空会社の便が対象になるため、その範囲で探すことになります。
② 就航都市を逆算して調べる
ここからが個人的には一番楽しい作業です。
私は「FlightConnections」というサイトを使い、クスコやリマなど目的地周辺の空港から、どの都市へ飛んでいるのかを調べました。
すると、
ここって意外と直行便があるんだ!
そうか、そこ経由は考えてなかった!
など、新しい発見がたくさんあります。
検索サイトでは表示されなかったルートが見つかることもあり、飛行ルートを眺めているだけでもワクワクします。
③ 行きたい経由地を自分で組み立てる
就航都市が分かったら、次は「どこを経由したいか」を考えます。
私が重視したのは、
・行ってみたい街か
・乗継時間はどのくらいあるか
・観光するならどれだけ時間が必要か
という点でした。
単純に乗継だけなら3時間は充てたいですし、観光するなら入国・出国審査にどれだけ時間がかかるかも加味する必要があります。
航空会社の予約画面で「複数都市」を選択すれば、自分で経由地を指定できる場合もあります。
検索結果を待つだけではなく、自分で旅程を組み立てるのもマイル旅の面白さです。
④ 全体の日程とのバランスを見る
寄りたい都市が増えるほど、旅程は長くなります。
だからこそ、
・何時間観光したいか
・何泊するか
・運航スケジュールは合うか(毎日就航していない路線もある)
を何度も見比べました。
理想と現実をすり合わせる時間も、めんどくさいことこの上ないですが、すごく楽しい時間です。
⑤ あとは空席との根気勝負
ルートが決まっても、特典航空券は空席がなければ予約できません。
そのため、毎日のように検索していました。
昨日は空いてたのに今日は検索にヒットしないなんてことも珍しくありません。
検索が苦にならないタイプなので、「いつか絶対見つかる」と思いながら探していました。
私が「ボゴタ経由クスコ行き」にした理由
検索する際は、
東京→経由地→リマ→クスコ
というルートも考えました。
でも今回の旅行では、
マチュピチュが絶対必須であり、
レインボーマウンテンにも行きたいという希望がありました。
どちらも非常に標高の高い場所です。
メキシコシティ 2,200m(滞在確定)
ボゴタ 2,600m(経由地)
クスコ 3,400m(マチュピチュ最寄りの空港)
マチュピチュ 2,400m(絶対行く)
レインボーマウンテン 5,000m(マチュピチュの次に優先順位高だけど体調次第)
リマ 0m(海沿い)
ずっと標高の高い場所にいた方が身体が慣れるのではないかと考えました。
(高山病の症状が出たら低い土地への移動が一番よいですが)
南米はそう易々と何度も来れる場所とは思えず、あまりこういう表現は好きではありませんが「また来ればいいじゃん」とは簡単に言えません。
標高の高さと体力を考えるとなおさら、「老後の楽しみ」になんてできない気がしてなりません。
フライトコネクションでクスコからルートを遡り、メキシコシティともつながるボゴタ経由が最良と判断しました。
ルートを考える時間も、旅の一部
昔は、一番早く着く方法が「正解」だと思っていました。
でも今は、
この街にも寄れるかも。
ここで一泊したら楽しそう。
そんなふうに考える時間が、とても好きです。
直行便がない南米だからこそ、経由地の選び方次第で旅の景色は大きく変わります。
目的地だけではなく、その途中にある街まで楽しめたら、一度の旅行で得られる経験は何倍にもなるはず。
航空券探しは大変な作業でもありますが、それ以上に「旅を創る楽しさ」を味わえる時間でもあると感じています。
